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玉こんにゃくは山形のソウルフード
山形の村山地方ではフルーツが名産品だ。さくらんぼ、ラ・フランス、ぶどう、りんご、スイカなど、産地名がブランド名になるフルーツだけでもたくさんある。山々に囲まれる自然環境とそれゆえの寒暖差の激しい気候が美味しいフルーツを育てるが、人々はこうした自然環境と気候を利用することで、フルーツだけでなく様々な食文化を生み出してきた。
かつおだしに醤油、酒を合わせた大鍋で、串に刺したこんにゃくを煮込む。こんにゃく芋は東南アジアが原産で食材としているのは日本だけらしいが、ここ山形では郷土のソウルフードとして定着している。見た目は塩辛そうだが、こんにゃくは淡白なだけに見た目ほど味は濃くない。人々が玉こんにゃくを頬張る姿は、山形の観光スポットなどではお馴染みの光景である。甘じょっぱい香りに誘われたらぜひ試して欲しい。ただしアツアツなので、やけどにはご注意を。
出し汁のなかで玉こんにゃくをコトコト煮込む
だだちゃ豆は山形特産の枝豆の一種。ゆでて塩をひとふりし、ビールなどのつまみとして食べるのが一般的。そのほか、つぶしてペースト状にしたものに砂糖を加え、餅や団子などのスイーツの餡にすることもよくある。
だだちゃ豆はすりつぶして様々なスイーツにも使われる
つややかに赤く輝くさくらんぼは山形の初夏のシンボル。最も有名な品種の佐藤錦は、見た目も味わいも完璧のひと言。新鮮なものを美味しく食べたいなら、各地のフルーツ農園へさくらんぼ狩りに出かけよう。自分で摘んだ穫れたてを、好きなだけ頬張ることができる。
置賜地方で古くから育まれる米沢牛は、日本のプレミアム和牛のなかでも最も有名なブランドのひとつ。様々な賞にも輝いており、米沢駅には牛の銅像まである。美しい霜降りが生む柔らかく口中でとろけるような食感がたまらない。
米沢牛は日本のプレミアム和牛のなかでも最も有名なブランドのひとつ
東京から山形新幹線で山形駅まで約2時間30分
記事で紹介した観光情報
さくらんぼ